安全性を追求した注文住宅-見えない所へのこだわり
家を選ぶ場合のポイントは、「デザインなどの見た目」、「断熱などの機能」、「使いやすい最新の設備」など、いろいろありますが、本当の家の価値は見えない所で決まります。
有名な建築家がデザインし、見た目が優れた家であっても、内部に手抜きをした家では長く安心して暮らせません。
家の性能は、時間の経過とともに低下していきます。その劣化のスピードを遅くし、長く安心して暮らせる家こそ良い家なのです。
家づくりで特に重要になるのが、基礎の部分です。引渡し後に生じる問題の80%以上は基礎の不具合が原因といわれています。
アビリティ―ホームでは、見えない所こそ力を入れて施工することでお客様が長く快適な生活をおくれる家づくりをしています。
住宅の建築において基礎工事は、もっとも重要な部分です。どんなにデザイン性に優れた高性能の家であっても、基礎工事が十分でなければ、長く生活していく間には家が傾いたりして、取り返しのつかない問題が生じます。
家の設備や内装に問題があったとしても、後で変更することはできますが、基礎の部分はコンクリートでつくられるため、簡単に変更することはできません。基礎を変更するということは、家を建て替えることと等しいことなのです。
お客様の目に見える個所ではありませんが、アビリティ―ホームでは基礎工事は特に気を使い慎重に行っています。
基礎工事を行う際のポイントは次の通りです。
■鉄筋を組む間隔
基礎工事では、コンクリートを流す前に鉄筋を組んでいきます。鉄筋は一定の間隔で垂直に交わるように組むことが決まっていますし、現場監督・JIOなどの第三者機関によるチェックなど、二重・三重のチェック態勢で作業を行っています。この作業は手作業で行われるため、一部のチェックだけではなく全体をチェックしています。
■コンクリートの状態
基礎工事で使用されるコンクリートは、生コン工場でコンクリートを調合してからコンクリートミキサー車で運ばれてきます。
その際、気温25℃以上であれば90分以内、その温度未満であれば120分以内に打設(使用)をしなければならないという決まりがあります。
時間内であっても、できるだけ早く使用した方がコンクリートの強度が高くなります。また、その決まりが現場で守られているかも、良い基礎工事をするためには必要なのです。
■天候
コンクリートは、水・セメント・砂利・砂を混ぜて作ります。その比率も決まっています。
基礎工事を行いう時に気になるのが天候です。雨が降ってしまうと、屋外の作業である基礎工事ができないのはもちろんですが、コンクリートが渇く前に雨が降ってしまうとコンクリートに水分が多く含まれてしまい、強度が低くなってしまうからです。
ちなみに、水の割合を上げれば、コンクリートの費用が低くなり、流し込みの作業も楽になります。しかし、それでは本来のコンクリート強度を保てず、最悪の場合はヒビや割れができてきます。心ない建設業者はこのような方法で建築コストを下げているのです。
アビリティ―ホームでは、良い家を建てるために、天候にまで気を使い基礎工事を行っています。